地場型事業承継の経営統合について
事業承継は、単に「事業を引き継ぐ」だけではありません。
それは、これまでの経営者が築き上げた価値や文化を未来に繋ぎ、
さらに新しい可能性を創造する重要なプロセスです。
地場総合研究所では、独自のアプローチ「FMI(Fore Merger Integration)」と、
引き継ぎ後の「PMI(Post Merger Integration)」を組み合わせることで、
これまでにない柔軟かつ未来志向の事業承継を実現しています。
一般的なPMIと地場総研のFMI
一般的なPMI(Post Merger Integration)
多くの事業承継やM&Aでは、代表交代後に経営統合を進める「PMI」が行われます。
これは、経営者が交代してから事業運営や文化の統合を進めるスタイルです。
PMIのメリットは、引継ぎが正式に完了した段階で統合が始まるため、
後継者が実際の経営に集中できる点です。
しかし、以下の課題が生じることもあります:
- 交代後の統合初期段階での摩擦や混乱
- スタッフや顧客との信頼関係構築に時間がかかる
- 現場理解が浅いために起きる初動の遅れ
地場総合研究所のFMI(Fore Merger Integration)
地場総合研究所では、代表交代前に統合プロセスを進める「FMI(Fore Merger Integration)」を採用しています。
FMIは、引継ぎをスムーズにするだけでなく、後継者が現場での課題や可能性を直接理解し、
関係者との信頼を築くことを目的としたプロセスです。
FMIのステップでは、後継者が現場に入り込み、経営の実態に触れながら引継ぎを進めます。
これにより、代表交代後に実施するPMIをより円滑かつ効果的に進める土台が整います。
FMIとPMIの組み合わせがもたらす価値
1. スムーズな経営統合
FMIによって代表交代前から準備が進むため、
PMIの初期段階での摩擦や混乱を最小限に抑えることが可能です。
2. 信頼関係の構築
FMIで後継者がスタッフや顧客と関係を築くことで、
PMIの段階で既に信頼が確立され、統合プロセスが円滑に進みます。
3. 課題の早期解消と成長機会の発見
FMIを通じて、後継者が事業の課題を事前に洗い出し、
PMIでの迅速な解決や、新たな成長機会の具体化が可能になります。
FMIとPMIプロセスの全体像
地場総合研究所が提供する事業承継プロセスは以下の通りです。
- 引継ぎ先候補の仮確定
最適な後継者を選定し、条件やビジョンを共有します。 - 希望条件の合意
前経営者と後継者の希望をすり合わせ、基本方針を決定します。 - 基本合意書の作成
承継の大枠を明文化し、両者の役割や責任を明確にします。 - FMI(Fore Merger Integration)の実施
後継者が現場に入り込み、スタッフや顧客との関係構築を進めるとともに、
事業運営や課題を深く理解します。 - 最終契約の締結
承継内容を最終的に合意し、契約を締結します。 - 代表交代
後継者が正式に代表として就任します。 - PMI(Post Merger Integration)の実施
新代表が統合プロセスを進め、事業の安定と発展を目指します。
FMIとPMIを活用した成功事例
東京都で50年以上続く老舗不動産会社では、
FMIで後継者が現場の課題を深く理解し、
スタッフや地域の顧客と信頼関係を築いた後、
PMIでスムーズな経営統合を実現しました。
結果として、代表交代後も事業は安定して運営され、
さらに新たな人材採用やIT化を通じて成長を遂げることができました。
最後に
事業承継は、経営者にとって人生で最も重要な決断の一つです。
地場総合研究所は、FMIとPMIを組み合わせた独自のスタイルで、
あなたの事業を未来へ繋ぐお手伝いをしています。
地場型事業承継は、ただの引継ぎではありません。
それは、事業の新しい可能性を創造するプロセスです。
ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの「想い」を未来に繋ぐ最適なパートナーとして、全力でサポートします。
株式会社地場総合研究所
代表取締役 本武 育真
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