2024年、私は創業70年の不動産管理会社を事業承継して人生が変わりました。それまでの、

あなたは、「自分の力で会社を経営してみたい」と考えたことはありますか？
もしかすると、起業がその道だと思われるかもしれません。

しかし、私は別の選択肢――「事業を引き継ぐ」という道を選びました。
これがどれほどやりがいがあり、人生を豊かにするものか、ぜひ知ってほしいと思います。

私が事業を引き継いだ理由

私が事業を引き継ぐ道を選んだのは、不動産業界に関わる中で見た「現実」がきっかけでした。

多くの会社が後継者不足で苦しみ、
時には事業そのものが途絶えてしまう。

その一方で、地域で長く愛され、価値のある事業が埋もれてしまっている現実。

「自分がそのバトンを受け取り、新たな価値を生み出せたらどうだろう？」
そんな思いが芽生えました。

私は東京都の老舗不動産会社をM&Aで引き継ぎました。
この決断が人生を大きく変えたのです。

事業承継の魅力とは？

事業を引き継ぐことには、次のような魅力があります。

1. ゼロからのスタートではない

既に基盤のある事業を引き継ぐため、最初から事業運営に集中できます。
顧客や信頼、経験豊富なスタッフ――そのすべてが「資産」として受け取れます。

2. 自分の力で成長させる喜び

引き継ぎ後は、自分のアイデアや努力で事業を発展させる余地があります。
私自身も、承継後に若い人材を雇い、会社を未来志向に改革しました。

3. 地域や社会への貢献

長年築かれた事業を守り、さらに成長させることは、
地域の人々や社会に貢献する喜びを味わえます。

引き継ぐために大切なこと

事業承継を成功させるためには、いくつか大切なことがあります。

1. 誠実さと信頼

私は引き継ぎの過程で、現場に入り込み、スタッフや顧客と信頼関係を築くことを重視しました。

2. 柔軟な考え方

「現状を守るだけではなく、新しいアイデアを取り入れる」。
これが、事業を次のステージへ引き上げる鍵になります。

3. 覚悟と情熱

事業承継は簡単な道ではありません。
しかし、その分だけ、やりがいや感謝を得られる道でもあります。

事業を引き継ぎたいあなたへ

事業承継は、単に「会社を受け取る」ことではありません。
それは、その会社の歴史や想いを受け継ぎ、未来へ繋げる挑戦です。

もし、あなたが自分の力で会社を動かし、成長させていきたいと考えているなら、
事業承継という道をぜひ検討してみてください。

あなたも、誰かの大切なバトンを受け取り、未来を切り拓く存在になれるはずです。

私もその道を選び、日々新しい発見をしています。
次は、あなたの番です。

株式会社地場総合研究所
代表取締役　本武 育真